若い息子たちを残しての旅立ち
大野城市の斎場に勤めているとあるスタッフの体験談です。
その方は54歳
ご主人様との離別後は一人息子様を育てるために必死に生きてこられたようです。
まだまだ人生これから、余生はゆっくり過ごしてもらいたい
息子様はきっとそう思っていらっしゃったと思います。
そんな中での突然の他界、一人で受けとめるには酷過ぎるようです。
それでも葬儀は出さないといけない。
死という場面に直面するには余りにも若い息子様。
葬儀社のアドバイスを受け、ひとつひとつこなしていかなければならない現実。
悲しんでいる時間はなさそうでした。
4,50人の親戚の方々の前で葬儀日一日の流れなど説明されました。
はじめてお会いした方もあったであろう親戚の方々の前でどれだけ緊張し、
気を遣われた事か。
見ている私の方は涙が出そうでした。
滞りなく葬儀をすまされ、食事の席も用意されてその日一日は終わりました。
小さな箱に入ったお母様を胸に抱き、ご自宅へと帰られるその後ろ姿
悲しみはいつ癒えるのだろうか?いつ現実を乗り越えられるのだろうか?
そう思うと私は流れる涙を抑える事は出来ませんでした。
自宅へ帰る電車の中でも涙がとめどなく流れ、嗚咽を覚える程でした。
あれから何年たったんでしょう
今でも時々思い出します。
きっと悲しみは乗り越えられ子供さん達の成長を
力に幸せにお過ごしであろうと思います。
一人息子様を残して旅立たれたお母様もさぞ心残りであった事でしょう。
ただただ、息子様家族の事を思い、遠い空より力を発信されてる事でしょう。
涙は流しても流しても尽きる事はありません。
姿はないけど母様の心に触れた時、自身の成長に気付かれた事だと思います。
私自身が涙涙の心に残るお見送りのお手伝いでした。
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