お葬式に参加してくれた方々に向けて、挨拶をするとき、感謝の気持ちをきちんと伝えることって難しいですよね。いざ、人前に立つと何を言えばいいか頭が真っ白になったという経験を筆者は何度かしたことがあります。今回は、お葬式で挨拶をするときに知っておきたいこと、いくつか文例を紹介します。
挨拶時に知っておきたいこと
・忌み言葉は使用禁止
挨拶をするにあたって、一番気をつけてほしいのは、忌み言葉です。“忌み“とは、嫌って避けられること、という意味です。これを使ってしまうと失礼な行為とみなされてしまいますので注意しましょう。
(例)「死亡」→「逝去」
「急死」→「突然の事」
「生存中」→「ご生前」
同様に、同じ言葉を繰り返し話す、“重ね言葉”も使用してはいけません。
(例)重ね重ね・またまた・たびたび・おって
・原稿を読みながら挨拶しても大丈夫
実は、事前に書いた原稿を読みながら挨拶をしても大丈夫です。ポイントは、しっかりと参列者に感謝の気持ちを伝えることですので、何を言うか忘れてしまったりする可能性がある場合は、原稿を見て話しましょう。
挨拶の例文
・世話役・お手伝いの人への挨拶
「本日はどうぞよろしくお願いいたします。ご迷惑おかけすることもあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
・弔問客に対する挨拶
「本日は、ご多用中、父◯◯のために、お越しいただきありがとうございます。生前は大変お世話になりました。○日○時に息を引き取りましたが、お陰様で大変安らかな最期でございました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
以上、例文をご紹介しました。今回ご紹介した例文はそのままでも使うことができますが、故人をきちんと見送るためにも、練習を行い、しっかりとした挨拶ができるようにしましょう。